今日は季節外れの夏日予報。朝、2時半に起きて(これは、もう朝とは言わないか)3時半出発。5時過ぎに和田長浜に着くと、もうそこはカヤッカー達でいっぱい。
すけさんもいました。今日は、南風4Ⅿ。うねりが残っていて、波打ち際は崩れています。
「波打ち際だけですよ、沖に出てしまえば、たいしたことないんです。」
と出艇前のすけさんを見送ります。
今日は、一日中南風ですが、弱まってくる予報なので初めて城ケ島の向こうの宮川湾まで行ってみようと思います。ポートタック(左舷帆走)でずいーと水平線に向かって沖だしします。
先に出ていたすけさんが見えてきました。
今日は鯛ねらいだそうです。(ブログを拝見したら、きっちり釣り上げていました。さすがです)
すけさんに挨拶してから、今度はスターボードタック(右舷帆走)で城ケ島を目指します。ところが・・・。諸磯沖から城ケ島にかけて、ものすごいうねり。写真ではうまく伝わらないのですが、怖い、怖い。
一定の方向の長い周期の波でなく、突然盛り上がって襲ってきます。さすがにアウトリガーのおかげで危ないと思う場面はないものの一人で荒れた海というのは不安で、とても怖い。
さきほどの、すけさんに言った「沖に出れば・・」を撤回します。ちょっと、海の先輩面をしたかっただけなのです・・m(__)m
風は3Ⅿから4Ⅿとたいしたことはないのですが、城ケ島を回り込んでも波は収まりません。「でも今日は、このあと凪の海」を信じて宮川湾を目指します。
城ケ島を越えるとアビーム(横風)です。波も横からとなり更に怖さが増します。波と闘いながら、8時頃城ケ島を過ぎ、宮川湾の目印の風力発電が見えてきました。
思えば、AIを買ったのは、2014年の4月。初めての遠出が城ケ島でした。あの時は城ケ島の内側を走ってはいけないローカルルールを知らずに城ケ島大橋をくぐったのでした。
狭い波消しブロックの間を抜けると、そこは外海の激しさが嘘のような世界。ヨットハーバーが手前にあります。
そして、その奥に漁港、正面に目当ての「まるよし食堂」。
シーカヤックの人たちのブログを見ると、この「まるよし食堂」が良く出てきます。今日はここの海鮮丼を楽しみに来たのです。9時から開いているのも嬉しい。
ところが、岩だらけのどこにも上陸できるところがありません。「そっかー、シーカヤックは手で持てるから浅瀬に行ってから持ってあがるんだ」とこの時気づきました。AIはアンカリングでもしないと無理。次回は漬物石アンカーを持参します。
しばらく、未練がましく係留地を探しうろうろ。それにしても風光明媚ないいところ。
あきらめて、帰ることにしました。まだ波は収まりません。
でも、少し慣れてきたのか、一度来た道だからのか、風向、波向のせいなのか、少し余裕が出てきました。一応持ってきたパンを食べながら、防水スピーカーの音楽で段々、テンションが上がってきました。
9時過ぎには、城ケ島の西側に戻ってきました。ここからは追い風、追い波。あまりにスピードが出て怖いのでセールを縮帆。スピード調節してまったりできるのもAIのいいところ。
それでも南風に押されて、すぐに荒井浜沖まで戻ってきてしまいました。まだ早いんだけどなあと思って荒井浜を見ると、「海の美術館」にパラソルが開いています。
昨年10月の台風の高潮被害からの復興です。迷わず上陸。
すっかり綺麗になって、復活していました。また今シーズンも寄り道できます。
少し値上がりしていましたが、復興に何も協力できなかったので全然問題なし。相変わらずの南国ムード。今日は学生たちがSUPできゃぴきゃぴ楽しそう。
マスターに復興の話を聞きながらまったり。そう、最近見た長澤まさみの詐欺師のドラマの海岸の旅館、どこかで見たことがあると思ったら、この近くの海岸がロケ地だったそう。
十分満足。和田長浜に向かいます。相変わらずの南風。でも波も収まり、気温も25度以上に上がってきました。海パン、タンクトップ。「夏だ~(まだ4月なのに)」
帰りの車では文化放送の「ミスDJリクエストパレード」のサザン特集と松田聖子神セブンに、またまたテンションが上がってしまいました。学生時代に聞いていたラジオ番組の復刻版っていいよなあ。
今日は、海らしい海を満喫して、いろいろな意味で満足な休日でした。